消費者からみた電話会社の価格競争

販売する商品やサービス内容などの価格競争というものは、どの業界にもよくあることですから日常茶飯事と言えますが、携帯電話会社の価格競争は、消費者の目にどのように映っているのかということはあまり知られていません。

消費者の立場からすれば、毎月支払わなければならない携帯電話の基本料金や、携帯電話あるいはスマートフォンなどのの端末が安くなっていれば、毎月かかるコストが低くなるわけですから、メリットがあることは確かです。

しかし、携帯電話会社の過剰とも言える価格競争によって、反対に損をしている方がいるのも事実です。

と言いますのも、携帯電話会社がそれぞれおこなっている価格競争は、ほとんど新規の顧客かまたは他社からの乗換えという方にしか恩恵がないわけであり、今までずっとおなじ携帯電話端末を使用しているユーザーにはほとんどメリットがないというだけではなく、月々の基本料金の値上げなどによるしわ寄せが、既存のユーザーにのしかかっているという現状があるわけです。

つまり、消費者から見ますと、携帯電話会社がおこなっている価格競争というものは、現実には新規の顧客だけを対象としたものになっていますので、既存のユーザーからすればなんのメリットもないという状態になっているのです。

このように、消費者の不公平感が存在しているという現実があるわけですから、携帯電話会社としては、過度な値下げ競争によるユーザー獲得の手段を見直さなければならない時期に来ているわけです。